2017年9月23日土曜日

【海外就活物語】前編:時系列で就活ログを追う #フィリピン #海外就職 #現地採用




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ご存知の通り日本企業のフィリピン支社に現地採用で就職した訳ですが、どうやって探したのか、何をしたのか、などなどを時系列で、差支えのない範囲でまとめておきます。
質問などありましたら気軽にTwでメンションください〜。


※このエントリは2013年時点の話で、その後フィリピンで別の会社に転職していますよ〜※
※2017年9月にちょいとリライト済です〜※







■2013年の1、2月


ロンドンで語学留学中、全然就活ステータスではなかったけどせっかくこっちにいるんだし〜と半分ノリでイギリスの企業にresumeを数社送った。
けどなしのつぶて。日系の人材紹介会社もノーレスw
いろんな人から「年々外国人には、特にEU圏外の人は厳しくなっている。イギリス人ですら仕事がなかなか見つからないから、外国人は余計に厳しいし、外国人を採用するにあたり、その企業は『なぜその人を雇うのか、イギリス人じゃダメなのか』というような書類を移民局(かどこか…記憶怪しい)に提出しきゃいけないから、とにかくハードルが高い」(だいぶざっくり書いたけど)と聞き、記念受験的なノリを反省する。

ロンドン!!
あの頃は真冬で寒かった!!





2013年3月


観光でアメリカ(サンフランシスコ、オースティン、ラスベガス)、メキシコ(カンクン)、キューバ(ハバナ)にいたんだけど、そろそろ仕事探さないと…と考え始めた頃に、ふとセブを思い出す。


・日本のITスタートアップ界隈で「東南アジア」というキーワードをよく聞いていた
・日本にこのままいても、誰でもできるような仕事はどんどん人件費の安い国の人に奪われるだろうし、私と同じスペックで人件費安い国の人がきたら、今の私には勝てる要素が何もない
・今の自分のスペックを考えると、もう少し英語ができれば、東南アジアの日系企業でローカルを束ねるような仕事ならアリかも、そういう経験を積んでおくと今後の自分のバリューも上がるだろう
・フィリピンなら韓国人も多いから、韓国語しゃべれることはアドバンテージになるかもしれない
・ごちゃごちゃ書いたけど、ほかの人があまりやってなさそうなことをしよう




という訳で、「じゃぁ英語もうちょっとやろう、ついでにあっちで就活だ」と、カンクンのゲストハウスでセブ行きを決める。
(2回目のセブ留学の話はこちら



やりたい仕事は、もちろんIT・Webに携わる仕事。職種問わず「お客さんに近い立場」「人の役に立つ仕事」と考えていた。ベンチャー vs 大企業、的なこだわりはあまりなかった。
強いて言うなら、「自分が使わないもの・興味ないものには手を出さない」と決めていた。


あと、「ネイティブレベルの英語」を求める会社は無理だろうから、日系企業で、なるべくローカル率(と英語でのコミュニケーション頻度)の高い会社かなぁとは考えていた。
イメージ的には、ロンドンにいる某氏から聞いていた職場環境。まさかその某氏とおなじ会社に入ることになるとは思わなかったけどね!

キューバは思ってたほど社会主義じゃなかったな〜。


2013年4月


本命はフィリピン、次点でシンガポールと決める。
それぞれの理由は、以下の通り。


1. フィリピン(というかセブ)
・去年の留学中に得たことや感じたことがあって、興味があった。
・セブならそこそこ土地勘がある。
・英語が第二外国語のワリには英語しゃべれる人が多い。現地語を知らなくても仕事できる。(反面、ベトナムやタイなどは、職種によってはある程度現地語を知っていた方が望ましいケースが多いと聞いた)
・昔、ある人が「迷っているなら、とりあえず成長産業に身を置けばいい。周りがすごいスピードで成長するから、自分もそれに追いつくためにイヤでもがんばらなきゃいけないから、イヤでも成長する」というようなことを行っていて、「じゃぁこれから伸びそうな国だよな」と思った。「伸びそう」の根拠は、せいぜいネットに載ってそうな情報プラス、自分が留学した時に感じた「戦後、日本の高度成長期が始まる、あるいは始まった頃ってこうだったんだろうな〜」みたいな直感。まぁヨウはフィーリングw


2.シンガポール
・なんとなく…と言うとアレだけど、「アジアのハブだし」とか「多国籍だし」「外資のアジアの拠点はシンガポールが多い」とかそういうのはかなり後付の理由で、ホントに「なんとなく」なだけ。フィリピンと両極端っていうのはあったかも。そこそこ発展している国か(シンガポール)、途上国(フィリピン)かって意味ね。


という、仕事・国共にざっくりの方向性を決め、日本を出国前にできることを済ませておいた。履歴書、職務経歴書はそれぞれ日英両方用意。また、海外での就活は自分でやるには限界がありそうだったので、人材紹介会社をネットで探した。


まずはフィリピンの、日本人向けの人材紹介会社(A)にコンタクト。日本にも拠点があるのでそこで面談かと思いきや、「マニラで…」と言われ仰け反る。セブに行く予定がある旨伝えると、出張行く予定があるのでセブで会いましょう、と。

そしてシンガポールにも手を広げる。

シンガポールにある人材紹介会社(B)と、日本含めアジア数カ所に拠点がある人材紹介会社(C)と(D)にコンタクト。
B社はスカイプで面談し、「いい案件があればご連絡します」ステータス。面談した感じ、いい人そうなんだけど、なんとなく「フィーリングが合わない」という気がして、優先度を下げる。

C社は、「シンガポールだけでなくて韓国やタイはいかがですか?」といろいろ提案してもらう。国ごとに担当が違うようなので、シンガポールと韓国、タイとは個別にやりとりをする。シンガポールには5月に(旅行ついでに)行くことに。
ちなみに韓国から来た案件は、今の会社の韓国支店。なんか縁があるのかもな〜と思った。

D社は、「シンガポールに行く予定がある」と伝えたら「では現地で面談しましょう、タイミングが合えばその時に面接も組みます」と。


セブで一社、シンガポールで二社会うことに決め、日本を出国する。

トップス行ったね〜懐かしい〜

セブでは、毎日2時間、授業で面接対策をやり、宿題もみっちり出た。
そのへんの具体的な話は再留学編でおいおい。







2013年5月


セブでA社と面談。私のやりたい仕事・職種は、マニラにはそこそこあるかもしれないけどセブは厳しいと言われ、それまであまり考えていなかった「マニラ」にも手を広げることに。
今思うと、マニラとセブの関係は、日本の東京と沖縄みたいなモノかもしれない。

シンガポールに観光旅行に行ったタイミングで、C社、D社と面談。
C社は、韓国人、シンガポール人、日本人が入れ替わり立ち代りやってきて、その都度韓国語、英語、日本語で会話。
こんなことになるとは想像してなくて面食らったのと、案件取りたくて必死なんだろうなぁと思ったのと、ちょっとたらい回し過ぎじゃないか?とも思った。
日本で会ったC社の担当の人が仕事できそうで、日本で就職するならこの人にお願いしたいなぁと思った反動が大きくて、ちょっと「うーむ」というのが正直なところ。いちおうは「いい案件があったら」というステータス。

D社は、日本人女性とみっちり面談。シンガポールで就活するなら、「次の覚悟は必要」と言われる。
・大学の専攻とその後のキャリアが一致していない場合、ビザがおりづらい
・学歴社会だから、日東駒専レベルでギリギリかもしれない。ワーホリは既に6大学クラスでギリギリで、労働ビザもいつそうなるかわからない。
・「明るい北朝鮮」と言われるくらいで、なんだかんだで独裁政治。法律次第では「今までOK」だったことがいきなりNGになることもある。
・外国人(非シンガポール人)差別を受けることもあるかもしれない。

また、「海外でサバイブするのは大変だけど、絶対にいい選択だと思います。」と背中を押してもらう。
シンガポールで仕事探すならこの人にお願いしたい、と思った。

さっそく1社紹介してもらって、「アプライするなら翌日にでも面接セッティングします」とまで言ってもらったんだけど、その話が1年契約の案件だったのと、その会社に入るなら(別の理由で)日本で働きたい…と思い、遠慮する。


結果、シンガポールはC社D社共に「いい話があれば連絡ください」というステータスでセブに戻る。
D社の方には申し訳ないけど、ビザ云々のこともあり、「シンガポールはちょっと違うかもな〜」とうっすらぼんやり思い始める。

シンガポールの隣の島のスパで。


5月中旬、A社から、マニラの某社を紹介してもらう。SI寄りの会社。営業職。
お客さんは日本企業がほとんどで、案件を実際に回すのはローカルのエンジニア。
営業職だけど、抱いた印象は「セールスもやるブリッジSE」。技術に片足突っ込みたい私としてはいいポジションかも。面白そう。

給料も悪くない。13ヶ月手当とは別にボーナスも年に2回出る。この国にしては珍しい。
これがマニラとセブの違いか!とも思った。
そりゃぁもちろん、前職時代に日本でもらってた給料と比べると低いけど、なにしろここはフィリピン。
貯金もできるし、生保もそのまま続けられる。年金も払い続けられるわ(と思ったけど違う理由で払えなくなった)。


Webは探してるけどなかなか見つからないと言われた。
あっても翻訳系の仕事がほとんど。大手Web企業でフィリピンに進出している企業はそこそこあるけど、まだ社員は1人だけ、あとはローカルを採用してこぢんまり、人件費の高い日本人を雇う余裕がない、というステータスがほとんど。
フィリピンでWeb企業の就活ははちょっと早かったのかなぁ…という気がしてきた。


Webの仕事にちょっと後ろ髪をひかれつつも、当初の目的であった「お客さんに近い立場」「人の役に立つ仕事」からブレることはないので、某社にアプライすることに。


実はその前にちょっと考えたのは、日本のとある企業で「こういう仕事できたらいいなぁ」と前から憧れてた人たちの会社。いつかアプライしたいと思っていて、この会社のことは去年の12月からずっと頭の片隅にあったんだけど、しばらくニートしてた私には絶対に無理、それに「なんとなく今じゃない」気がして、何もしてないけど諦めることにした。



この後、5月下旬から6月の内定までは、A社から紹介してもらった某社の話だけになるので、次のエントリで「面接〜内定」編を書こうと思う。



※おまけ
「エージェント頼りの就活」しかしてないような感じだけど、ほかにやったのは

・気になる会社の求人情報見たり…

で、アプライして結果が来なかったり(w)、アプライしたけど結局今の会社の内定が出たからその後のフローはお断り、だったり。面接したのは、今の会社だけ。
慣れない国だから、エージェントと会っていろいろ情報交換できるのは、仕事探し以外の面でも(生活、商習慣)助かる気がする。

・LinkedIn見たり…
見ただけで終わった。基本的に「英語がネイティブレベル」な案件しか見当たらないから、そもそも無理ゲーだった。

・セブポット見たり…
「仕事ありき」の人には、ちょっと物足りない感じ。語学学校の求人が多いし。あと、何ヶ月もおなじ会社の情報が載ってたりするから「入れ替わり激しいんだろうなぁ」とか思ったりした。
「土地(セブ)ありき」の人にはいいんじゃないだろうか。



このシリーズについて

・前編:時系列で就活ログを追う
中編:面接から内定まで
後編:レジュメや給料などについてFAQで振り返る


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