2011年8月20日土曜日

#IVS 2011 Summer Workshop 前夜祭




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大学生の時は「いかにして一部上場企業に就職するか」ということしか考えてませんでした。

日本の学校を出ている在日の人の場合はどうか知らないんだけど、高校まで朝鮮学校に通ってた私は、親や、自分よりちょっと上の世代から「日本の企業に就職できないから仕方なく親の仕事を継ぐしかなかった。勉強できるなら大学行って医者から弁護士になれ」みたいな話をよく聞かされていてました。
国籍が当時は韓国ですらなかったので、海外に行くなんてもってのほか。
(親は国籍を韓国に変えることも反対でした。その後一人で勝手に変えちゃったけど)
医者も弁護士も興味ないけど、日本の大学には興味が湧いた私は、「日本の大学に進学志望」ということで学校の先生から白い目で見られながらも、幸い朝鮮学校出身でも受験できる大学(※)に入学できました。

そんな経緯もあるので、
せっかくなら日本社会でいけるところまでいってやろう、有名な会社でお偉いさんになってやろう、みたいな野望を持つようになりました。日本の大学出たからには、それなりのところに就職したいという願望もあったし、「まわりのみんな(=朝鮮学校出身者)とおなじことはしたくない。朝銀に就職とか、総連の機関で働くのとか絶対イヤ」というアマノジャクもありました。
あと、自分が日本の企業で実績残せば、あとに続く後輩のために少し道を開拓できるかな?みたいな思いもありました。
「いい会社…ってゆーか一部上場企業?」に入れば、当時の彼氏の親も認めてくれるかしら、なんて下心も考えてました。


でも、いつのまにか時代が変わってくれたおかげで、「朝鮮学校出身者が日本の企業に就職」することが全然難しいことじゃなくなりました。
鼻息荒く「日本の一部上場企業!」に向かって走る必要もなかったな〜と、今となっては思いますww
まぁ入ったから言えるのかもしれないけど。
そして、一部上場企業に勤めていようが、「韓国人との結婚なんて絶対許さない」と過去に付き合った人の親に言われたりしましたね。良くも悪くも「会社のブランドなんてどーってことないんだ」と悟りましたわ。

そもそも「自分にとってものすごくハードルが高い」と思っていたことは、まわりにいる日本人にとっては普通のことでした。

前回のIVSに続き、今回もIVS Summer Workshopをお手伝いすることになって若い大学生の子たちとたくさん会って、「有名企業、上場企業に入ることだけが人生じゃないよな〜〜〜」と久々に感じました。
いやー、まぁ、あれですよ。最近「大企業かベンチャーか」なんて話をよく聞きますが、どっちも経験した私にとっては自分がやりたいことをやるんだったらぶっちゃけなんでもいいと思うんですけど、闇雲に「社名言えば誰でも知ってるような有名企業」しか考えていなかった私の思考回路は浅かったなぁ、とwww

※もちろん一社目も二社目も、「やりたいこと」をやりたくて入った会社だったし、いろんな出会いもあったので、「入ってよかった」とは素直に思ってますよ

そして、自分がこのままじゃ、5年後10年後、IT界隈でなんの価値もない人間になってしまうかも、という焦りを少し感じました。
とにかく、若い子たちの勢い、モチベーションはすごい。
札幌の時は「周り(と言っても同年代)にすごい人がたくさんいる…」という衝撃でしたが、今回はそれと違って
「若い子すげぇ」なんですわ。


自分は何をどうあがいても32歳とそろそろ半年なのですが、5月のIVSでいろんな刺激を受けて、「私このままじゃダメだ」という危機感を感じました。
それまでは「35歳までにhogehoge」とか「40歳までにhogehoge」とかうっすらぼんやり思うことはあったけど、「このままじゃ何もないただの35歳、40歳になってしまう」と思ったんです。
それから3ヶ月の間で、不勉強なところやコンプレックスは少しずつ解消しようともがくことを始めました。
とはいえ亀のごとくのんびりかもしれないけど、やりたいことがたくさんありすぎて、なのに時間がなさすぎて焦ることもあるけど、「何をいまさら?」という焦りもあるけど、私なりのペースで進んで行こう、間違ってない、と再認識できた夜でした。



こないだ「今までの人生でいつが一番幸せ?」と聞かれ、即答しました。

「常に、今が一番幸せ」

死ぬまでこう言えるように生きていきたいですね。






私の時代は、朝鮮学校出身だとセンター試験の受験資格がなかったから、そもそも国公立はアウト。
私大でも、大学によっては「大検がないとダメ」でした。

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